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人生で初めて心の底から泣いた日

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はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

 

早稲田大学の受験日に帰ってきて号泣しました。全く歯が立たなかったからです。

 

小中高と勉強が大嫌いで小学校の頃なんて塾に行くふりして近所のゲーセンで遊んでたぐらいです。机でじーっとしてるのが心底嫌。今思うと多動症だったんじゃないかと思うぐらい。中学の頃は親から「このままだと自衛隊に入れるよ!」と脅され泣く泣く勉強したんですがそれでも勉強の仕方がわからず偏差値は横ばい。しかしながら学区2番手高に進学しました。

 

高校の頃は遊びに更に拍車がかかり、原付バイクの免許を取ってから夜な夜な走りに行く始末。勉強なんてしてません。高校1年の平均評点が2.6とか言うレベル。高校3年までそんな生活を繰り返してましたので当然浪人しました。

 

浪人時代は夏ぐらいまでダラダラしてたんですが、とあるきっかけで夏休みから1日8時間勉強しだしました。そこから2月の大学受験日まで毎日1日8時間の勉強を続けました。人生でこれだけ努力したのも初めてでした。この1冊だけは絶対完璧にする、次の1冊も完璧に覚えるを繰り返し受験当日を迎えました。

 

幸い都内の幾つかの大学から合格を頂きまして最後の本命早稲田大学の受験をしました。ところが一番自信のあった英語が完答0。残りの教科に関してもズタボロでした。家に帰ってこれで受験が終わった、早稲田には落ちたんだと思った瞬間に自然と涙がこぼれ落ちました。あれだけ頑張っても届かない事が世の中にはあるんだと。

 

今や中年でもう20年以上前の話なんですがあの日を思い出すと学業では届かなかったが早稲田卒には負けるか!と言う気概からか仕事や資格に頑張ることができます。あの日があったから今頑張れるんだと。

 

ちなみに進学した大学では学科長から「皆さん早稲田落ちてここに来たと思うんですが、うちは後悔して入学して誇って卒業していく大学です」と言われたときは少し気持ちが軽くなりました。

 

人間万事塞翁が馬、人生には分岐点が多々ありますがそのどれを選んでも(選ばざるを得なくても)どれも正解だったりするんですよね。そんな事を自分に理解させてくれる日でした。

 

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