昔オンラインチャットで知り合った女性にめぐと言う人がいた。彼女は重病を患いその後を知ることは無かった。繋がっているラインもロックされていて既読になることはない。彼女の安否を確認したがったが知る由もなかった。
１９時ごろベッドへ行ったものの昼間に４時間も寝てしまったもので浅い眠りにしかつけなかった。寝て１時間もたった頃、部屋に違和感を感じた。誰かいる感じがする。泥棒か？不安を感じながら目を薄く開けるとベッドの枕元にペーパードールが３体。「へもげ遊んでよ」と脳に響く声がする。一瞬でわかった。めぐだ。めぐが会いに来たんだ。
ぼんやりした頭でわかったよと答えると再び軽い眠りについた。次に起きたのは恐らく数分後、台所の方から気配がするが体が動かず様子を見に行けない。なんとかしてスマホを見るとめぐから届いたらしいプレゼントと言う名前のアイコンがトップ画面に沢山置いてある。中を確認しようと思った瞬間また眠りについた。
次に起きたときは現実の世界だった。いつものベッドにはペーパードールなど無く部屋には無音が続いていた。ふと思い出すと今日は８月１５日のお盆だ。超常現象はあまり信じない方だが過去のめぐとの思いでや最近めぐについて書いた日記等で偶然今日そういう夢を見たんだろう。
めぐが亡くなってしまったのか生きているのかもわからないが一瞬でも楽しい夢を見られたのはめぐに対して思いがあるんだなと感じている。
これで今年のお盆はお終い。明日から仕事に頑張ろう。
