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楽しい事を探すブログ

芸術がつまらないと感じるのはお前の人生が貧相だからだ

ここ半年前くらいにどっかの誰かがネットで呟いてたセリフだったと思ったんですが探してみても見つからない。でも言いたいことはすごくわかる。

 

芸術作品、例えば音楽の歌詞とかはわかりやすくてそれぞれの年代の琴線に触れるセリフがあるわけです。メロディーラインもその年代が聞いてきた音楽に踏襲するものが響いたりするわけです。ほとんど音楽を聴いてこなかった人にはどれもありきたりだなと感じてしまうかもしれませんが、ハンクウィリアムスのロンサムウィッスルとかまやつひろしのどうにかなるさも違う曲に感じる人もいるわけですよ。

 

美術だってそうです。美術をかじったことがある人にはピカソゲルニカなんて素晴らしい作品だと思うわけですよ。私は美術は門外漢なので全く理解できませんが。最近じゃ波止場にネズミ書いたら芸術作品だと言われてますがそれも理解できる人には理解できるのです。なんかディスってる文になってるな。そうじゃないんですが。

 

人生で色んな経験を、酸いも甘いも経験してこそできる笑いや涙があるわけです。波風の無い人生じゃつまらない。あの時の嵐や竜巻が今の幸せを甘受させるわけです。だから芸術は波の無い人生の奴には理解できないのではないかと思うのです。

 

例えば子供は当然経験が少ない。メロディーが好きになることはあるでしょうが歌詞に共感できるのは少し大人になってからでしょう。馬場俊英さんの人生という名の列車を聞いて俺も随分年を取ったななんて言う小学生が居たら怖いです。ある程度の人生経験を重ねてその時の情景を思い浮かべるから歌詞が深く感じられるわけですよ。

 

好きな曲の一つに映画ヘアスプレーのComeSoFarがあるんですが軽快なメロディーラインに乗せて深い歌詞が心に響きます。「なんとかここまで来たけど まだ道は続く」なんて人生経験無いと意味わからんでしょう。

 


Hairspray Live! - Come So Far [Got So Far To Go] (Lyrics)

 

「席は空いてるから 一緒に乗ってかない?」なんてね、プロポーズになりそうですね。